クラクケン、軍用標準証明書を取得

海洋テクノロジーニュース15 5月 2018
(画像:クラケン)
(画像:クラケン)

Kraken Robotics Inc.の子会社であるKraken Robotic Systems Inc.は、KrakenのKATFISH Towed Synthetic Aperture Sonar Platformの耐久バージョンであるKATFISH-Mの軍事標準認定試験を完了しました。

KATFISH-Mは、コンパクトで軽量で水力学的に安定した牽引体にSynthetic Aperture Sonar(SAS)を組み込んでいます。高度な信号処理とアルゴリズムを使用して、水中鉱山の脅威に対してリアルタイムで検出と分類を行います。

クラクケンの社長兼CEOであるカール・ケニー氏は、「クラクケンは、この軍事規格認定により、商用市場よりも高いレベルの製品耐久性を指定する短期的な国際海軍契約の機会を1億ドル以上に上げることができます。 Krakenは、米国で8月にAdvanced Naval Technology Exercise(ANTX)でKATFISH-Mを展示します。 ANTXは、海軍技術の未来を今日見ている米国海軍によって創設された、毎年開催される招待のみのイベントです。

KATFISH-Mは、MIL-STD-810GおよびMIL-STD-461と呼ばれる様々な米国国防総省軍事耐性基準の独立した検査機関によって試験され、認定されました。 MIL-STD-810Gは環境エンジニアリングに重点を置いており、軍事用機器が世界中の極限環境で動作することを保証する一連の実験室試験に合格する製品が必要です。 MIL-STD-461規格は、電子機器、電気機器、電気機械機器の電磁干渉特性(放射および磁化率)の測定および測定の要件および試験限界をカバーしています。

これらの認定を取得したKATFISH-Mは、軍事および防衛アプリケーションのグローバル展開に適した既製のソリューションです。

KATFISH-Mは以下のような様々な軍事基準に合格することがテストされ、認証されています:

  • 高温(+ 71℃)
  • 低温(-35℃)
  • 温度ショック(-10℃〜+ 60℃)
  • 湿度
  • ソルトフォッグ
  • 浸水
  • 振動(3Hz〜100Hz)
  • ショック(最大10g)
  • EMI / EMC(MIL-STD-461経由)

クレーケンのエンジニアリング担当副社長であるDavid Shea氏は、「私たちが取り組むテストの多くは、実行するのに費用がかかり、特別なテスト施設が必要でした。数ヶ月のテストと数十回のテストの後、MIL-STDの認証をうまく達成することで、KATFISH-Mは世界中のほとんどの有人船舶や無人船舶に搭載することができます。当社のKATFISH-Mシステムの認定は、お客様の製品の信頼性と品質を提供するというクラウンの取り組みを強調しています。

KrakenのUnderwater Systems社のTom Tureaud博士は次のように述べています。「KATFISH-MはKrakenのKATFISH 180システムの自然進化です。 KATFISH-M牽引車は、超高解像度の海底画像をフルレンジで一定の解像度で提供するように設計されており、世界最高水準のミニチュア合成開口ソナーと、水力の安定性を確保する非常に高度な制御システムを備えています。 KATFISH-Mが提供する追加情報は、従来のサイドスキャンソナー技術では達成できない検出および分類機能を提供します。現在、TENTACLEに取り組んでいます。 2018年後半に導入予定のKATFISH製品ライン用の全電気、低磁力の自律発射および復旧システム」を発表しました。

KATFISHの商用版は150万ドルで、軍用の認証版KATFISH-Mは250万ドルで販売されています。どちらのシステムも現在利用可能です。

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