タイタニック号の副運航会社オーシャンゲート、死亡事故を受けて遠征を中止

7 7月 2023
(ファイル写真: OceanGate Expeditions)
(ファイル写真: OceanGate Expeditions)

タイタニック号沈没船への潜水中に爆沈した観光用潜水船を管理していた米国に本拠を置く会社オーシャンゲートが、すべての探査と商業活動を停止したと同社のウェブサイトが木曜日に明らかにした。

同社はウェブサイトの上部に「オーシャンゲートはすべての探査と商業活動を停止した」という赤いバナーを掲げただけで、詳細については明らかにしなかった。

オーシャンゲートは2024年6月に、北大西洋の片隅にある100年前のタイタニック号の遺跡への2回の遠征を計画していたとウェブサイトで明らかになった。

米国とカナダの当局は、6月に乗船していた5人全員が死亡した海底爆縮事故の原因を調査しており、このような遠征の無規制な性質について疑問が生じている。

米国沿岸警備隊は先週、海底を捜索した後、タイタンとして知られる潜水艦から推定される人間の遺体と破片を回収した。破片の調査により、爆縮の原因がさらに解明されることが期待されている。

タイタンは6月18日の降下中に支援船との連絡を失った。タイタン号の残骸は4日後、タイタニック号の船首から約1,600フィート(488メートル)の海底に散らばって発見された。


(ロイター - ラミ・アイユブ記者、ドイナ・チアク編集)